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絵についていろいろバラす

  • 執筆者の写真: すちゃと
    すちゃと
  • 2020年6月11日
  • 読了時間: 3分

Twitterじゃないからオープンに見られてないと思うと好きなこと書けるな。気楽でいいな。


さてこないだ描いた絵なんですけど、生まれて初めて絵に意味を込めるということをしました。キャラの表情から指先までに感情を込めるように丁寧に描いたお気に入りの一枚です。

でも結局そんな風にいろいろ込めたところで読み取ってもらえないと意味がない。

だからって読み取れ!っていうのもまた難しい話だと思うので、このブログを使ってバラしていこうと思います。


こういうの、Twitterに書くとすっげーダサいんだよね。わかるわかる。

ブログに書いたところでダサさはあんまり変わらんけど、私自身が書いておきたいなって思ったからやっぱり書いておきます。

それに私は他の創作されてる方が絵の意味とか話の意味とかご自分でバラしてるの読むの大好きだし。


前置きが長くなったけど書きます。

今回バラすのはこちらの絵です。

タイトルは『キンセンカ』

キンセンカの花を持ってるからこれはそのまんまですね。


テーマは「宗教画」

宗教画!って感じの絵を描こうと意気込んで描いたのでそうなりました。

裏テーマは「神殺し」

神様を殺してしまった、という意味が含まれてます。

(この話はおいおい詳しく出せたらいいな……)


散ってる羽に血がついてるのは神が殺されたことを表現しています。安直ですが。

でもキュラド自身には一切返り血などは付いてません。

これは彼が直接手を下してしまったわけではないけれど、結果的に彼のせいで神が死んでしまったという意味です。


さて、キンセンカというお花を選んだ理由についてお話しします。

キンセンカの花言葉は「別れの悲しみ」「悲嘆」「寂しさ」「失望」といったものです。英語では「despair(絶望)」といったものもあるみたいです。

これは死んでしまった神様への手向けのお花です。

「貴方との別れを悲しんでいるよ」という雰囲気です。


次に見てもらいたいのが左手と表情です。

左手を見ると手向けのお花を握り潰してしまっています。

これは花言葉の否定、手向けという行為の否定です。

つまり「別れを悲しんでなどいない」「寂しくなんかない」といった気持ちの現れです。

表情を左半分右半分と分けて見てみてください。

向かって左半分の影がかかっている方の表情は、強い目をしていて「決意」のような「覚悟」のような、とにかく意志を感じる顔つきです。

向かって右半分の表情はどうでしょう。笑っているような哀しんでいるような困惑したような、どこか迷いが現れた顔つきをしています。


結論から言うと、キュラドは神が死んだことに対して動揺しています。

彼は自分の意志でそうなるように道を選択した(そうすることで神が死んでしまうことが分かっていても)はずなのに自分がした選択を後悔しているのです。


大体そんな感じです。

アーすっきりしたわね…………。

改めてこうやってしたためてみると自分やっぱり天才では……。


またそのうち何か書きます。

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